性食鬼Aliens Meet Girls 第6巻セルフレビュー「あの男子は誰だよ!?」

2024/6/15 (Sat)

恒例セルフレビュー。
2024年5月20日発売の『性食鬼 Aliens Meet Girls(6)』編です。

『性食鬼Aliens Meet Girls』とは？

秋田書店「ヤングチャンピオン烈」にて連載中の大ヒットSFエロスコミック『性食鬼（作:稲光伸二）』に新解釈を加えつつ、美味しいトコだけ切り抜いてみた正式スピン・オフ。

女王の支配から離れ人間社会に溶け込んだ着ぐるみたちを巡り、ラビ島とうさ山から「着ぐるみ星人を倒す戦士」となることを依頼されたひかるとめい。ハニーなトラップに掛けて着ぐるみをあぶり出す算段が、毎回思わぬピンチに陥ってしまい……。
https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253301061

『性食鬼Aliens Meet Girls』6巻レビュー

今回もレビュー本文は今俊郎氏にご執筆いただきました。

黒は女の価値を輝かせる。着ぐるみの盟友、現る！

自身のエキスを着ぐるみ星人に提供し、見返りに快楽と金品を獲ている女優のタマゴ――内田雪那、彼女が本領を発揮することで一気に物語が濫りがわしくなる。

身銭稼ぎの邪魔になっている存在がいることに気付いた雪那は、何としてでもソレを排除しようと動き出す。もちろんその存在こそが、ひかる＆めい、我らがリトルビッチーズ。

自らが過去に関係を持ったことのある男性陣に片っ端からアポを取り、呼び出した少年着ぐるみを嬲って遊ぼうとしたら、逆にマウント取り返されて倒錯的なプレイを求められたり。

大人しい男子はぜんぶ雪那の玩具🖤

……と思ったら、玩具にされてるのは私の方でした!?

とは言え、遊べる遊びは全部愉しんじゃうのが黒い女のポリシー！
そうして集めた情報によると「最近JKふたり組に仲間をやられた着ぐるみ星人たちがいる」らしい。インディーズバンドを組んでいるという彼らを訪ねてライブハウスに赴く雪那。どこかで見たことのある3人組の姿……ビンゴだ！

利用できる復讐心は最大限利用しろ！

事件は白昼堂々と。身も心もオンナなら女子トイレ入っても問題ナシ!?

そんなワルモノ連合軍が結成されたことなどツユ知らずなひかるは、同級生男子・光希クンとの青春純愛モードに精を出している。

だが、そんな楽しいハズのデートを雪那にストーキングされ、映画館のトイレでひとりになったところを強襲されてしまう！携帯した着ぐるみエキスを嗅がされ、失神したところをキグルミ星人たちに拉致されてしまうのだった。

女同士、一番効くトコわかっててぶっ掛けるのもテクニック。
ここに来てドラマは急展開。リトルビッチーズを陥れる雪那の暗躍が本格化！
自身の身体を使いこなしながら着実に標的へと迫り、ひかるを着ぐるみ星人に拉致させる雪那の計略とその手管は、彼女の眼光鋭さとも相まって凄みを感じるほどだ。

恋愛は椅子取りゲームだ！空いてる椅子には正面から跨がってOK！

連れ合いが急に行方知れずになったら……普通は大事件です。
が。
美少年には目のない雪那は、事後フォローと称して取り残された光希に接近。

ひかるロスを埋めるフリをしながら誘惑を開始するのだ。当然、童貞ピュアボーイな光希くんが、百戦錬磨なエロ女からのセックスアピールに抗えるハズもなく、お姉さんのオッパイや唇をタダ見し放題で固くなる一方の下半身。

映画館での妖艶な悪戯＆誘惑シーンから、帰りのクルマの中でドSお姉さんが美少年の童貞をエロ～く奪っていくふたりの絡みは、おねショタ好きなら見逃せないところだ。

毎週水曜は会員価格でご利用いただけるのでオトクに愉しめます。

オトナの世界は危ない誘惑でイッパイだ！

「ショタキャラより美少女がヒィヒィ泣くトコを俺は見たいんだよ！」という正当派(？)なファンも多いかと思われるが、とにかくこの6巻は「オマエ……主人公だったっけ？」ってレベルで八面六臂の大活躍をしてくれる雪那の悪女っぷりが一際切れ味鋭い。
はたして彼女を中心としたキグルミ星人の逆襲は、どのような結果をもたらすのか!?
残念ながら今回は殆ど出番をもらえなかっためいちゃん、そして着ぐるみ星人にあれこれされるも、その続きは7巻以降のお楽しみになりそうなひかるちゃんの、今後の脱ぎっぷりにも期待したい!!