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FANBOX更新/【Tech BLOG】第1回 だからAIは人間を超えられない

受注したばかりのイラスト制作案件。その発注資料に目を通しながら炭酸水を口に含む。仕事はまだ始まったばかりであった。

結局のところ、その炭酸水が私の喉を通ることはなく、代わりに資料の紙束が盛大に溺れ萎れていく。そして発生する緊急クエスト＜清掃＞のせいで私の貴重な時間は地味に削られる。とんだインシデントだ――。


過去に何度かの制作実績があるクライアント様との取引。
いわゆる「センシティブ案件」での話だ。

「ヒロインはC学生みたいな見た目にしてください」
ご丁寧なことに、仕様書には太字で記載されていた。

これは……マズい。


この界隈にも作法や禁忌肢ってヤツが幾つか存在するわけだが、その中のひとつに「ロリ・ショタ・ダメ絶対」という（いちおう）暗黙の了解となっている鉄の掟がある。発行元の編集長や社長が逮捕されるのは――本人たちにとっては勲章が一個増えるみたいなモンだから――イイ話なんだろうけど、責任の所在や減収といった火の粉がこちらに降りかかってくるのは歓迎しかねる話で、いつの頃からか意図的に低年齢に見えないキャラを描こうと心掛けている自分がいた。


そんな長年の常識ってヤツを悠然とかち割ってくるクライアント様からのご指示である。「ロリキャラなんて描けませ～ん」という戯言は通用しないのである。

発注に併せて絵柄をセルフ調整できるのがプロってもんじゃないか！

てかプロってのは常に”今風”を追い求めるものだろ！


斯くして、自分勝手なプライドだけを武器に、次期作品に向けた絵柄改造プロジェクトがひっそりとスタートしていたのは2025年初夏のことだった。


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改めまして、おはようございます。
或十せねかです🐾

意識して絵柄を弄ることってあんまりないのですが（むしろ連載中などは手癖で絵が乱れていくので、途中で一旦リセット掛けるために調整することはある）、スポットでのイラスト案件の場合、前作との繋がり等をあまり意識しなくて良いので、ここぞとばかりにチャレンジしてみたくなっちゃいますよね!?

ということで、そんなプロジェクトの舞台裏をダイジェストで！

Day 0

直近の作品で年齢をもっとも低く描いたのは――このキャラだったかな？
作中では「女子校生」と謳われていました。
「高」じゃないので年齢不詳っていう謎理論が発動するヤツｗ

さて……ここからどうやって幼女化を図ろうか。

続きはpixivFANBOXにて