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2014/8/7 (Thu)

真夏の夜の心理戦

ちょうど一週間ほど前の話になります。

深夜にコンビニへ行こうとしたところ、玄関から10mほど先の壁に一匹のカメムシがへばりついてました。
よくある夏の光景ですから、この時は特に気にも留めず、視界の片隅にその存在を捉えただけで立ち去りました。

10分後。

コンビニから帰ってきたところ、ウチの玄関1mの所まで急接近しているカメムシに遭遇!!
どんな心境の変化だ!?


「ドア開けるタイミングで急に動き出して部屋に入ってきたらヤダな」と、
昆虫風情の挙動にビクつきながら、慎重にドアOPEN。
スルリと隙間から部屋に滑り込む。
俺、勝利!
カメムシざまぁぁぁ!!!!

……と、内心ガッツポーズの視線の先に転がっていたのは、コンビニついでに投函予定だった郵便物が一通。
ポツンと置き去りにされている様でした。

ちなみに中身は月末締めの請求書。
これを送らないと、原稿料が振り込まれないので、今月の御飯代が出ない。


「しかたない、もう一度出掛けるか~」
封筒を握りしめ玄関のドアを開けたところ……、


さっきまで1匹だったカメムシが、2匹に増えてる!!?
わずか10秒の間に援軍要請だと!?



そして私はその日、ポストに向かうのを諦めた。
その時送り損ねた請求書は、未だ机の上にひっそり転がっている。


以上、ちょっとだけ背筋が涼しくなる真夏の夜の実話。
Rusty Soul wrote.
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